杉並区議会 2018-06-06
平成30年 6月 6日都市環境委員会−06月06日-01号
◆
はなし俊郎 委員 入ってすぐ右のスロープのところですね。そこを
エントランスゾーンというと。
また、
防犯カメラの設置についてはどうなったのか、ちょっとお聞かせください。
◎
みどり公園課長 防犯カメラにつきましては、小さいお子さんなど、
公園利用者を監視しているというふうな
マイナス面もございますので、
防犯カメラは通常つけていませんよというお話をしています。そのかわり、安全対策につきましては、
夜間パトロールで巡回をしながら強化してまいりますということで、
要望者の方には御理解いただいてございます。
◆
はなし俊郎 委員 最後にもう一つ聞きたいんですけれども、区が、陳情者の要望に対しましていつどのような回答をしたのかということ、それからまた、区の回答に対して陳情者は納得しているのか、その点だけお聞かせください。
◎
みどり公園課長 先ほども申しましたとおり、12月に入って文書での回答をということでございましたので、文書での回答は12月20日にしてございます。これまでの要望について書面で回答してございます。
トイレにつきましては、近隣の御理解が得られないというふうになりますと、今後の
公園利用の運営管理におきまして支障が出るのかなというところもございまして、広場同様時間管理ということで
要望者の方にはお話をして、納得いただいてございます。
また、先ほど言いました、
防犯カメラにつきましても、
エントランスゾーンが時間管理で塞がれますので、その辺については御理解をいただいているというところです。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに質疑はありませんか。──なければ、質疑を終結いたします。
これより意見の開陳を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆
はなし俊郎 委員 それでは、30陳情第1号荻窪4丁目
公園整備に関する陳情につきまして、公園が開設に至るまで、この間の陳情者と区のやりとりをただいま確認させていただきました。また、区として陳情の趣旨に沿って柔軟に対応を図ってきたということはしっかりと理解できましたし、また、その結果、陳情者としても満足した結果になったということもいいことだというふうに考えております。願意を満たしているというところもしっかりと聞かせていただきました。
また、この公園が広く愛されて、その名のとおり、地域住民が集うことができる集いの場になることを強く願っております。また、我が会派の小泉やすお議員が最後の仕事としてつどい公園というところに力を入れたことは皆さんも御存じだと思っております。先生の思いもしっかりとここに受け継がれていくのかなというふうに思います。
以上、当陳情につきましては、区の対応によりまして陳情者の願意が満たされていることを確認しましたので、杉並区
議会自由民主党といたしましては、不採択にすることを意見といたします。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに意見はありませんか。──なければ、意見の開陳を終結いたします。
それでは、採決いたします。
30陳情第1号荻窪4丁目
公園整備に関する陳情について、採択に賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
脇坂たつや 委員長 挙手少数であります。よって、不採択とすべきものと決定いたしました。
不採択の理由は、願意が満たされているためということでよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 それでは、そのようにいたします。
以上で
陳情審査を終了いたします。
《
事務事業概要の説明及び
報告聴取》
(1) 区立柏の
宮公園拡張に伴う
公園整備の
基本計画策定について
(2) 平成29年度杉並区みどりの
実態調査(第10回)結果の報告について
(3) 平成29年度
ごみ収集量及び
資源回収量について
○
脇坂たつや 委員長 続きまして、
事務事業概要の説明と3件の報告を聴取いたします。
なお、報告は
事務事業概要の説明の中であわせて聴取し、質疑は説明と報告を一括して聴取した後に行いたいと存じます。
事務事業概要につきましては、委員の皆様に事前に配付され、お目通しをいただいているものと存じますので、説明は簡略にお願いいたします。
それでは、順次お願いいたします。
◎
都市整備部長 それでは、まず私から、
都市整備部全般について御説明をさせていただきます。
都市整備部の組織につきましては、私、
都市整備部長が直轄所管する分野と、
まちづくり担当部長が所管する分野、また
土木担当部長が所管する分野の3つに大きく分かれてございますけれども、平成30年度につきましては、部全体の
事業遂行力の強化を図る観点から、大きな組織改正を行ったところでございます。具体的には、
都市企画担当の設置によりまして、部の
企画調整機能を一元化するとともに、区民や
事業者向けのサービスのさらなる充実に向けまして、管理課というものを設置したほか、各分野における
計画部門と
事業実行部門の役割分担を明確にいたしまして、新たな体制で着実に事業を推進してまいります。
我が
都市整備部の使命でございますが、誰もが安全・安心で暮らしやすく、快適な緑の住環境と魅力ある
都市機能の実現に向けまして、
総合計画、
実行計画及び
まちづくり基本方針などに基づき、施策、事業を着実に推進することでございます。
今年度は、
仮称荻外荘公園の
整備促進、
耐震不燃化による
防災まちづくり、狭隘道路の
拡幅整備事業と
電柱セットバックの推進、新たな
地域交通の整備など、主要課題の解決に向けまして、職員全員の力を結集するとともに、組織横断的な体制を強化し、全力で取り組んでまいる所存でございます。
各課の
事務事業につきましては、この後、各分野の
庶務担当課長から順次御説明をさせていただきます。
私から以上です。
◎
都市整備部管理課長 私からは、
都市整備部全体の職員配置と
都市整備部長が所管する
事務事業概要について御説明をさせていただきます。
1ページの
職員配置表をごらんください。
都市整備部長の所管は、管理課、
都市企画担当、
交通施策担当、住宅課、建築課でございます。
次の
市街地整備課、
拠点整備担当、
耐震不燃化担当につきましては、
まちづくり担当部長が所管をいたします。
2ページをおめくりください。次の
土木管理課、
土木計画課、狭あい
道路整備課、
みどり公園課、
みどり施策担当、
杉並土木事務所につきましては、
土木担当部長の所管でございます。
都市整備部全体の職員につきましては、多数の職員から成る284名の常勤職員と37名の再任用短時間職員により構成されております。
続きまして、
都市整備部長が直接所管します各課の
事務事業概要でございますけれども、まず、3ページから4ページ記載の管理課につきましては、
都市整備部全体の
庶務担当事務を初め、
都市計画審議会や
まちづくり景観審議会、
建築審査会等の
運営事務を担当しております。
都市整備部内だけではなく、庁内の組織横断的な課題等についても
庶務担当課として
総合調整を図りつつ、事業が円滑に進むよう取り組んでまいります。
次に、5ページの
都市企画担当課長につきましては、
都市整備関連施策の
総合計画の調整のほか、国や都が施行します外環道や放射5号線など、
都市計画道路の調整を担当しています。
なお、昨年の第4回定例会で報告をいたしました杉並区
まちづくり基本方針の一部改定案につきましては、本年3月開催の杉並区
都市計画審議会において、報告どおり了承されました。「
広報すぎなみ」等で改定を公表したところでございます。
次に、6ページの
交通施策担当課長につきましては、区内交通の利便性を図るため、
南北バスすぎ丸の運行及び計画や
バス事業者との調整など、
地域交通の調整、また
バリアフリー基本構想を確実に進めるために、
交通事業者の調整などを担当しています。
次に、7ページから9ページの住宅課でございます。
住宅施策の
調査研究、区営住宅並びに
高齢者住宅の管理、空き家等の対策の実施に関する事務等を担当します。
居住支援協議会が実施する
入居支援事業の運営、支援等によって、誰もが安心して住むことができる
住宅環境の整備に向けて取り組んでまいります。
次に、10ページから14ページの建築課でございます。こちらは、
建築基準法に基づく許可、認定、確認等のほか、
違反建築物の取り締まり、調査や
特殊建築物の定期報告、
長期優良住宅の認定等の事務を担当しています。今年度も、災害に強く、安全・安心に暮らせるまちを目指し、個々の建物の安全性の確保に取り組んでまいります。
私からは以上でございます。
◎
市街地整備課長 続きまして、私からは、
まちづくり担当部長の所管する
事務事業について御説明させていただきます。
まず、15ページから16ページの
市街地整備課でございますが、土地利用に係る総合的な計画や
調査研究、
都市計画法に基づく
地区計画の策定や開発行為の許可、
土地区画整理事業の認可などに関する事務を担当しております。
今年度、阿佐ケ谷駅
北東地区の
まちづくりにつきましては、杉並区
都市計画マスタープランの一部改定を踏まえ、
まちづくり計画や
地区計画素案等の策定に向けまして、地域との
意見交換会や関係課との調整などを行いつつ、着実に取り組みを進めてまいります。
次に、17ページの
拠点整備担当でございますが、荻窪駅周辺を初めとした
交通拠点である駅周辺の
まちづくり及び
鉄道立体交差事業に係る調整等の事務を担当してございます。
荻窪駅
周辺まちづくりにつきましては、荻窪駅
周辺まちづくり方針を踏まえ、仮称荻窪駅
周辺都市総合交通戦略の策定など、その具体化に向けた取り組みを進めます。
また、
鉄道立体交差事業につきましては、
京王線連続立体交差事業の早期完成に向けまして、都、関係区、
鉄道事業者と連携協力して事業を推進するとともに、
西武線連続立体交差事業の検討進捗に応じた対応を行ってまいります。
次に、18ページから19ページの耐震・
不燃化担当でございますが、阿佐谷南・
高円寺南地区及び方南1丁目地区における
防災まちづくり、建築物の
不燃化助成制度の周知、事前相談、申請などを行うとともに、
既存建築物の
耐震改修促進指導や助成等の事務を担当してございます。
今年度は、
地震被害シミュレーションの結果を反映した
ARアプリなどの活用や、
建築物不燃化助成制度の
拡大対象地域における普及啓発などに積極的に取り組んでまいります。また、阿佐谷南・
高円寺南地区及び方南1丁目地区の
木造住宅密集地域の課題解消、
特定緊急輸送道路沿道などの耐震化を推進してまいります。
私からは以上です。
◎
土木管理課長 私からは、
土木担当部長が所管する
事務事業について御説明いたします。
初めに、20ページから22ページをごらんください。
土木管理課でございます。
道路など
土木施設の占使用にかかわる許認可、道路や水路の
土地境界確認、区道の認定、改廃、道路台帳や
公共基準点の整備のほか、今年度からは
自転車駐車場の整備や管理、
放置自転車対策について所掌しております。
今年度の地籍調査は、
木造住宅密集地域の高円寺南3丁目、梅里2丁目、成田東3、4、5丁目で実施、公有地と民有地との境界の確定を行ってまいります。
また、近年増加している子供乗せなどの
大型自転車が駐車しやすい快適な
自転車駐車場の整備を進めてまいります。
次に、23ページから25ページをごらんください。
土木計画課でございます。
国や都が行う
土木事業との調整、道路や橋梁など
土木施設の整備、水防対策や
総合治水対策を所掌しております。
道路整備につきましては、すぎなみの
道づくり(
道路整備方針)に基づきまして、
主要生活道路の
優先整備路線や
安全対策路線の整備に取り組むとともに、
都市計画道路補助132号線の用地測量を行うなど、事業化を進めてまいります。
また、仮称東京における
都市計画道路の在り方に関する基本方針の策定に向けまして、現在、都及び他区市町とともに検討を進めているところでございます。
なお、
用地調整担当副参事は、
都市計画に係る道路、公園など、
都市整備部所管の用地確保に関する事務だけではなく、幅広く土地に係る事業の支援を行い、用地事務の強化に努めているところでございます。
次に、26ページから27ページをごらんください。狭あい
道路整備課でございます。
狭隘道路の拡幅整備に関する事前協議、中心線の確定、後退部分の拡幅整備、拡幅整備の効果を確保するための
電柱セットバックの推進のほか、道路位置指定の審査や私道の整備助成などを所掌しております。
狭隘道路
拡幅整備事業では、震災時の火災危険度が高い
木造住宅密集地域や
地震被害シミュレーション結果を踏まえて拡充した地区に対し戸別訪問を実施し、拡幅整備を進めてまいります。さらに、改正条例を生かし、後退用地内の支障物件の除去について、徹底した指導により取り組みを推進してまいります。
次に、28ページから30ページをごらんください。
みどり公園課でございます。
公園緑地事業の計画及び調整や、公園の建設、改修、維持管理運営を所掌しております。
公園整備では、昨年度に引き続き柏の宮公園、馬橋公園といった大規模公園の拡張整備に向けた取り組みを進めてまいります。また、
仮称荻外荘公園の復原・整備に向けた整備基本計画の策定や、豊島区にある移築建物の解体、保管工事に着手してまいります。
続きまして、31ページから32ページをごらんください。
みどり施策担当でございます。
緑の保全・創出のため、樹木の保護育成や緑化指導、さらに屋上緑化や接道部の緑化等に対する助成を行ってございます。また、昨年度は、5年ごとに行っているみどりの
実態調査を実施いたしました。緑被率は減少という調査結果ではありましたが、今年度も緑地保全方針に基づく屋敷林、農地の保全や緑化指導を通じて、区内緑の保全・創出に力を注いでまいります。
最後に、33ページから35ページをごらんください。
杉並土木事務所でございます。
道路の維持補修を初め、河川の清掃、しゅんせつ、道路上の不法占用や違反広告物の取り締まりなどの観察指導業務、街路灯のLED化を含む道路附属物の維持管理などを所掌してございます。
さらに、今年度から、交通安全啓発活動などのソフト面と従来の交通安全施設の整備、管理のハード面等を一元化し、より一層の交通安全対策を推進してまいります。また、水害対策の最前線として、平素から水防基地の整備、土のうの準備を行い、浸水被害の軽減に努めているところでございます。
私から以上でございます。
◎
みどり公園課長 それでは、報告案件の
都市整備部関連で、私のほうから区立柏の
宮公園拡張に伴う
公園整備の
基本計画策定について報告いたします。資料をごらんください。
柏の宮公園においては、南西部の拡張用地の整備について、開園当初から管理運営に係るボランティア、柏の宮公園くらぶとの
意見交換会、またオープンハウス形式による説明会、そして有識者や地元町会長等で構成する懇談会からの意見聴取により、基本計画(案)をまとめてきました。本年1月24日に
地元説明会を開催し、内容について賛同が得られたことなどを踏まえ、以下のとおり基本計画を策定しましたので、報告いたします。
説明に当たり、別紙「拡張区域の基本計画平面図」等をあわせてごらんください。
なお、既開園区域を含めた基本計画平面図では、引き出し線等が出ている左側の部分がおおむね拡張区域になってございます。
基本計画の基本的な考え方でございますが、記載のとおり2点ございまして、既設公園や隣接の三井の森公園との連続性の配慮、そして老朽化部分の必要な改修を行うことでございます。
整備方針につきましては、環境形成では、既存樹林の健全育成、見通しの確保を図り、崖線樹林の連続性を維持します。そして西と南の接道部の歩行空間の確保を行います。
また、広場の拡充では、北東部は既設公園と一体的な木陰のある草地広場にし、南側の低地部につきましては、明るく開けた広場とします。
防災についてでございますが、広域避難場所でございますので、避難広場の拡充、西、南側からの避難経路の整備、非常用照明などの防災設備の設置を考えてございます。
スケジュールでございますが、今年度実施設計、必要な調査を行い、31年度は整備工事、32年度に拡張部の供用開始を予定してございます。
私からは以上でございます。
◎
みどり施策担当課長 私からは、平成29年度杉並区みどりの
実態調査の結果について御報告いたします。
お配りした資料につきましては、A4の紙が1枚のものと、色刷り、A3のものを半分に折ったものが1部でございます。
みどりの
実態調査につきましては、杉並区みどりの条例に基づきまして、おおむね5年に1回実施しているものでございます。今回で10回目となります。
1、調査の特徴、2、調査対象地域、3、調査期間については、記載のとおりとなってございます。
4、主な調査結果の概要でございますけれども、今回の調査では、屋上緑化を除きまして、前回調査より減少しているという結果になってございます。
続いて5番目、みどりの基本計画における中間年次目標でございますが、みどりの基本計画では、平成30年を中間年次、44年、2032年を最終目標としておりまして、中間年次である平成30年の直近の今回の結果を反映させますと、表のとおりとなってございます。
6、今後の予定でございますが、関係機関等への報告・公表につきましては、7月から「
広報すぎなみ」等で広く区民の皆様にお知らせをしていくところでございます。
お配りしている色刷りのものについては、主な調査結果をわかりやすく表、グラフ等であらわしたものでございます。
私からは以上です。
◎
環境部長 私からは、
事務事業概要に戻りまして、環境部の全般の概要について御説明いたします。
事務事業概要37ページをお開きいただきたいと存じます。
環境部は大きく、環境と清掃、2つの部門に分かれてございます。
まず、環境部門でございますけれども、環境課及び放射能対策担当の1課1担当課長、また清掃部門では、ごみ減量対策課、杉並清掃事務所、方南支所担当の1課1所1担当課長を置いてございます。
区の環境行政は、いずれも区民生活の基盤を支える最も身近なものでございますので、日々の業務を安全にかつ安定的に行っていくことが、区民福祉の向上を図っていく上で重要なことと考えてございます。
そうした日々の業務の上に立ちまして、今般改定いたしました環境基本計画、一般廃棄物処理基本計画に基づきまして、環境への負荷を低減し、持続可能な環境住宅都市を築いていくことが大きなテーマとなってございます。
今年度は、ごみのさらなる減量に向けまして、フードドライブの通年受け付け実施など、食品ロスの削減や資源化対象品目の追加検討などを新たに進めてまいります。
私からは以上でございます。各課の業務につきましては、取りまとめを担当する課長から御説明いたします。
◎環境課長 私からは、環境課が所管いたします
事務事業の概要について御説明いたします。38ページから41ページをごらんいただきたいと存じます。
環境課では、環境清掃審議会の運営、環境基本計画に基づく再生可能エネルギー及び省エネルギーの普及促進、環境美化、外来鳥獣対策、公害対策、環境学習の推進などを担当してございます。
今年度の主な課題等でございますが、住宅都市の特性を踏まえた地球温暖化対策といたしまして、低炭素化推進機器等の導入助成、電気自動車用充電設備の導入助成、燃料電池自動車を活用した環境学習の推進などでございまして、こうした事業の実施により、持続可能な環境住宅都市の実現に取り組んでまいります。
私からは以上でございます。
◎
ごみ減量対策課長 私からは、環境部ごみ減量対策課と杉並清掃事務所が所管します
事務事業概要について御説明いたします。
事務事業概要の42、43ページをごらんいただきたいと存じます。
ごみ減量対策課では、東京二十三区清掃一部事務組合や清掃協議会、そして杉並清掃事務所及び杉並清掃工場との連絡調整を行うほか、区の清掃・リサイクル事業の指針となる一般廃棄物処理基本計画やごみ収集の作業計画を作成し、ごみの減量、資源化の推進やごみの収集作業に効率的に取り組んでございます。
次に、
事務事業概要の44から46ページをごらんいただきたいと思います。杉並清掃事務所と方南支所担当課長でございます。
地域を分担し、ごみの収集・運搬作業を行うとともに、適正な分別、排出指導と集積所の美化向上に努めてございます。また、今年度ふれあい指導担当係長を新設し、ごみ処理券の未貼付の事業者への指導強化や高齢者等のふれあい収集、安否確認など、福祉部門との連携にも取り組んでいるところでございます。
引き続きごみ減量対策課と杉並清掃事務所が連携協力し、安全作業、安全運転の徹底に努めるとともに、改定した計画に掲げている目標達成に向け、食品ロスの削減や有用金属の選別品目の増、新たな資源分別回収品目の検討に取り組み、区民、事業者、NPOと区が一体となって持続可能な循環型社会を目指してまいります。
続きまして、本委員会の報告案件のうち、(3)、平成29年度
ごみ収集量及び
資源回収量について御報告いたします。お手元の資料をごらんいただきたいと思います。
1点目は、
ごみ収集量でございます。29年度は、可燃、不燃、粗大ごみ、合わせまして9万6,703トン、前年度比で約73トン、0.1%の増となってございます。
2点目は、区民1人1日当たりのごみ量でございます。速報値の算出ですが、29年度は前年度より4グラム減少し、470グラム、現時点では23区中最も少ない量であり、平成23年度以来7年連続1位を確保できるものと見込んでございます。
次に、資料の裏面をごらんください。3点目としまして、し尿の収集量ですが、対象戸数は変わらず、収集量が5トンの減となってございます。
4点目、
資源回収量でございます。行政回収につきましては2万9,741トン、集団回収は6,082トン、合計で3万5,823トン、前年度比で675トン、1.8%の減となってございます。
今後も区民の皆様の御理解と御協力を得まして、より一層のごみの減量化と資源化に努めてまいります。
私からは以上です。
○
脇坂たつや 委員長 以上、一括して聴取いたしました。
これより、ただいまの説明及び報告についての質疑に入ります。
なお、
事務事業概要につきましては、当委員会が所管する
事務事業の概要を把握することを趣旨として説明を受けております。質疑に関しましては、個別事業の詳細に及ばないよう御配慮願います。
それでは、質疑のある方は挙手願います。
◆
はなし俊郎 委員 それでは、二、三質問させていただきます。
まず、みどりの
実態調査があったんですけれども、今回の調査結果からどのようなことが言えるのかということをお聞きします。
◎
みどり施策担当課長 一般的に緑の量の指標として使われます緑被率について御説明させていただきますと、お配りしている色刷りの概要版をごらんいただいて、左上に緑被率の結果があります。経年変化ということで棒グラフがございますけれども、平成14年の調査以降、緑被率については増加の傾向にありましたが、今回29年の調査については0.4ポイントということで、若干ではございますけれども、減少したというような結果になってございます。
この減少の主な原因といたしましては、樹林地、特に屋敷林の宅地化によるものというふうに考えているところでございます。
◆
はなし俊郎 委員 では、今のお話の中で、地域別に見るとどのようになっていますか。
◎
みどり施策担当課長 同じく緑被率で見ていきますと、高井戸地域、井草地域が高いというような状況になってございます。逆に低い地域は荻窪、高円寺地域ということです。前回の調査から緑被率の減少の多いところにつきましては、高井戸、阿佐谷、荻窪地域となっております。逆に増加している地域につきましては、高円寺、方南・和泉地域で増加しているというような状況でございます。
◆
はなし俊郎 委員 それでは、今後の緑に関する事業をどのように進めていくのか、この辺をお聞かせください。
◎
みどり施策担当課長 先ほど御説明いたしましたように、緑の減少、緑被率の減少の主な原因は、樹林地、特に屋敷林の減少というところになってございます。杉並区では、杉並区緑地保全方針ということで新しい方針をつくりまして、それに基づいて事業を進めているところでございますけれども、これにつきましては、特に屋敷林、あわせて農地の保全を積極的にしていこうというものでございます。特に平成28年度からは、モデル地区ということで荻窪、成田西の地域を定めまして、重点的に事業を進めているところでございます。
しかしながら、今回の平成29年の調査では、なかなか緑の事業につきましてはすぐに結果が出るというものではございませんので、その結果が今回の調査結果には反映できなかったところでございますけれども、引き続き緑地保全方針に基づく事業を行っていくことで、緑の保全を図っていきたいと考えているところでございます。
◆
はなし俊郎 委員 この調査も5年ごとにやっているところもあるし、それから樹林調査等を詳しくやっているというところでは感心します。このまま続けていただければと思っております。よろしくお願いいたします。
あと1点なんですけれども、ごみ減量の、資源のほうについてちょっとお聞きしたいんですけれども、生ごみの減量というのは、単純に杉並区の人口が増加したことによって0.1%の増加ということで理解してよろしいのかどうか、この辺お願いします。
◎
ごみ減量対策課長 今おっしゃるように、可燃ごみがふえているのは、人口の増によるのが1つの大きな要因と考えておりますが、また、可燃ごみの中にまだまだ、資源だとか不燃に回さなくちゃいけないものが含まれているということもありまして、その辺については、今後もしっかり分別を徹底して、ごみの減量に努めていきたいと思ってございます。
◆
はなし俊郎 委員 1人当たりのごみ減量であるとか、それからまた、し尿であったりとか資源回収であったりとかかなり減少しているので、人口増加の割にはよくやっていらっしゃるのかなというふうに、この資料からは読み取ることができます。今後ともこの調子で頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
◆渡辺富士雄 委員 かぶらないようにします。みどりの
実態調査の結果報告なんですけれども、毎回こうやって調査が出てくるんですが、調査の特徴として、デジタルカメラを使って空撮、調査を行っている。「現地確認による補足調査も併せて行い精度の向上に努めた。」ということなんですけれども、どういう方法でどの程度やるのか。かなり難しいと思うんですけれども、この辺についてお伺いします。
◎
みどり施策担当課長 現地確認でございますけれども、例えば樹木調査等ですと、木の太さも、実際にそのお宅にお邪魔して現地ではかっているような状況でございます。それから接道部緑化につきましても、現地で、実際にどのくらいの長さが接道部分緑化されているかというようなことを調査しているというような状況です。
◆渡辺富士雄 委員 結構細かくやっているということで、もうちょっと大ざっぱにやっているのかと思ったんですけれども、いいことだと思います。
一方で、これから緑地が都市部の典型として住宅化が進んで、農地もいろいろ法律が変わって転用されていく、それがかなりこれから出てくると思うんですね。その辺の占める割合は大体学校分とか、たしか40ヘクタールぐらい農地があるかと思うんですけれども、この辺のことについて、今後について考えを伺います。
◎
みどり施策担当課長 先ほどの緑地保全方針の中で、農地についても屋敷林とあわせて積極的に保全していくというところもございます。それから生産緑地の担当につきまして、このたび
みどり施策担当課のほうでその事務を担うことになりましたので、そういったことも含めまして、農地の保全に積極的に取り組んでいくということで考えているところでございます。
◆渡辺富士雄 委員 相続の問題があって、こちらでハンドリングするのもなかなか難しいんですけれども、この辺はいろいろな施策を講じながら、なるべく緑を残していけるような、農地を残していけるような状況をつくっていただければと思います。
ごみ収集量及び
資源回収量についてですが、よく話が出るんですけれども、持ち去りの話ですね、抜き取りというんですか。特に古紙回収のときに、かなり大手を振ってというか、不法回収が回っている状況がまだあるんですが、私のところにも相談が来ている。この辺の実態と対策についてお伺いいたします。
◎
杉並清掃事務所長 今御指摘ございましたとおり、持ち去り、毎日パトロール車2台走らせて行っておりまして、29年度の実績でございますけれども、365日のうち310日稼働して、毎朝パトロールをしております。従事職員につきましては、委託をしている事業者とともに我々職員も一緒に乗り込んで、パトロールに励んでいるところでございます。
警告の件数ですけれども、昨年度につきましては2件行っております。そのうち複数回警告をしてもただされないものにつきましては、禁止命令を発行しておりまして、34件ございました。さらに告発をしましたのが3件でございます。氏名等の公表につきましては、13件行っております。
◆渡辺富士雄 委員 何でこういうことを聞いたかというと、当然持ち去られればごみ量が減るわけで、見えないところの減量になっているのかなとも思うので、大した量ではないにしても、ちょっとその辺が気になったところなんでお伺いしました。
さっき他の委員からありましたけれども、人口がふえている割にはごみが減っている。特に古紙回収については、新聞をとらなくなってきて、古紙の一番メーンというのは新聞だと思うんですね。一方、通販とかで段ボールとかその辺がふえているんじゃなかろうかと思うんですけれども、古紙についての状況は何かあったら教えてください。
◎
ごみ減量対策課長 おっしゃるように古紙については、デジタル化が進んでございまして、雑誌とか新聞とかの購読者が減ってございまして、出ている量が減っているということが大きな要因だと思ってございます。あと、買い取りの値段が若干動くのと、中国のほうで輸入規制をかけている関係で古紙がだぶついているので、そういう要因も1つとして考えているところでございまして、古紙自体の量が上がっていくというのはなかなか難しい状況でございますが、集団回収なんかの団体もふやしながら、全体的に増を目指してまいりたいと思ってございます。
◆渡辺富士雄 委員 ぜひいろいろな取り組みをして、ごみの排出削減もそうですけれども、リサイクル等もしっかりやっていただければと思います。
最後に1点、これは
事務事業概要全体にかかわるんですけれども、相変わらずマニアックな質問で申しわけありません。システム関連なんですけれども、要するに
都市整備部は基本的にプラットホームとして統合型GISを使っていらっしゃると思うんですけれども、もしざっくりわかれば、どれぐらいのシステムが動いていて、
都市整備部として、また環境部にシステムの話をしていいのかどうかわかりませんけれども、システム化が進んでいるのかどうか。こういうタイミングないとなかなか聞けませんので、その辺、最後に聞かせていただければと思うんですけれども。
◎
杉並土木事務所長 システムの関係なんですけれども、
都市整備部としては、統合型GISベースに今は一本化に向かっております。以前は複数の個別のGISが業務ごとにあったものが、今現在は、まだ完全ではないんですけれども、全庁GISのほうに一本化にほぼ完成に近づいているというような状況でございます。
◆渡辺富士雄 委員 なかなか答えにくい部分で、しっかり管理をされているかどうかということを含めて、今回質問させていただきましたのは、住民情報系システムは基幹系が動いていきます。それに付随して、個人情報もいろいろな形で連携をしていくんだと思うんですが、
都市整備部とか環境部も決して離れたところにあるものではなくて、そことつなぎ、また統合型GISを含めて、業務の効率化を図っていくためにも、もっとシステム化を図っていったほうがいいんじゃないかと思いますし、せめてこういう話が出たときぐらい、今後もあると思いますけれども、しっかりと、これからいろいろ聞いていきますけれども、よろしくお願いいたします。
以上です。
◆金子けんたろう 委員 ごみの収集のことで1点。いつも清掃の方には時間どおりに来てきれいにごみを持っていただいているのを私も身をもって感じております。
1点、仕分けがされていなくて、どうしても置いていかざるを得ない。それで住民の人から、ごみが置きっ放しなんですけどみたいな、たまにそういう御相談があります。先ほど、これはまだ資源に使えるんだよなというごみが一部入っていたりするみたいな話もありましたけれども、新しい住民が引っ越してきて、仕分けとかそういうアナウンスは具体的にはどうされているのか、その点お聞きしたいと思います。
◎
杉並清掃事務所長 分別がきちんとされていなくて、警告のシールを張って、我々職員は、周りの方にもお知らせする意味で一定期間その場に残してくるんですけれども、集積所を管理されている方は、残されていると迷惑になりますし、ごみがごみを呼んでしまうということで、苦情等に発展する場合は少なからずあるかと思います。そういった場合には、事務所のほうに御連絡いただきまして、状況を見ながら、できるだけすぐに回収をするようにいたしておりますので、御理解をいただければと思います。
また、引っ越しをされて新たに区内にお越しになられた方につきましては、区民事務所、区役所1階で転入の手続をされた方につきましては、皆さんのお手元にございますごみのカレンダーを必ずお渡しして周知を図っているところでございます。当然、質問等ございましたら、いつでもお電話をいただいたときに丁寧に御案内をしております。
◆金子けんたろう 委員 事務所の方にはいつも迅速に対応していただいているので、本当に感謝しております。
事務事業概要で、
土木計画課になりますかね。
総合治水対策について伺います。
これから梅雨の時期に入って、またゲリラ豪雨とかが起きてくる、そういう時期に入ってきました。今後、
総合治水対策の事業をどうやって進めていこうとしているのか。この間おおぞら公園に別の委員会で視察に行きまして、東京都も一緒になって対策を進めているというふうにも見せていただいて、そういう点も含めて、今区としてどういうふうに取り組んでいるのか、その点を伺いたいと思います。
◎
土木計画課長 総合治水対策ということなんですけれども、主にはハード対策とソフト対策というのがあります。ハード対策につきましては、根本の河川工事と下水道の改修工事を東京都と連携しながら取り組んでいるところです。ソフト対策としましては、地域ごとの水害多発地域におきまして、雨水の排水能力の強化とか流出抑制の対策とか、そういったことを進めているところです。これから雨季になってきますので、水防態勢等迅速に対応してまいりたいというふうに考えております。
◆金子けんたろう 委員 ぜひ東京都と連携していただきたいと思いますし、区だけがその地域をやるというのも筋じゃないなというふうに思います。ソフト対策なんかは杉並区としてスムーズに動いていただけるかと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
最後1点、
都市計画道路と外環のことで、これから外環が進んでいくという、今テレビCMなんかも出されていますけれども、今進捗はどのようになっているのか。
◎
都市企画担当課長 外環の進捗状況につきましては、第1回定例会の所管の委員会で御説明しましたが、今のところ、東名ジャンクションからシールドトンネルを発進する時期についてはまだ未定ということで、大泉ジャンクションからのシールドにつきましても、発進は未定ということでございます。
◆金子けんたろう 委員 道路交通対策特別委員会もありますので、これぐらいにしておきたいと思いますが、今後自治体との話し合い等もあります。工事が始まっていくと防災という課題もありますので、ぜひその辺、情報が入り次第、こちらのほうにも伝えていただきたいと思います。
以上です。
◆小林ゆみ 委員 報告のうち、柏の宮公園とごみのことについて数点お聞きしたいんですが、柏の宮公園のボランティアの柏の宮公園くらぶの方から意見を聞いたということなんですが、この意見で出たものの中で採用されたのはどういうものになるんでしょうか。
◎
みどり公園課長 柏の宮公園くらぶの方から出たのは、拡張部分にアカマツの樹林があるんですが、そういうアカマツの樹林を残してほしいというふうなことで、崖線部分につきまして、傷んでいる木とかそういうものもありますので、そういうふうな精査の中で残せるものは残していく計画を考えますよという話をしてございます。
また、自然の場所で、サンクチュアリ、人が入らない区域を設けてほしいというふうなことがありましたけれども、こちらにつきましては、学識経験者で構成する懇談会がありますので、それは規模等を確認しながら、設けられる、設けられないの判断をされたほうがよろしいですよというふうなことで、一部自然というか樹林が残りますので、そういうところと連動して保全できるところがありますけれども、そういうところが、くらぶからの意見で反映されているところかなというふうに思ってございます。
◆小林ゆみ 委員 ちゃんと生かされているということで安心しました。
また、防災についても基本計画の中にあるんですけれども、災害時の避難広場を拡充するとありますけれども、この図の中ではどの部分に当たるんでしょうか。
◎
みどり公園課長 今まで南西部は民有地でございましたので、その部分から入ってくることができませんでした。ですが、南西の角のところを入り口として設けてございますので、そういうところから入ってくることができます。また、少し斜面を上がって北側の部分になりますが、そちらからも入れるようになってございますので、そこから入っていただければ、公園のメーンの広場のほうにつながるようになりまして、避難経路としての十分なアクセスを設けているところでございます。
◆小林ゆみ 委員 また、非常用照明などを設備するというふうに、新規防災施設として記載されていますが、これはふだんは使用せず、非常時のみつくということでよろしいんでしょうか。
◎
みどり公園課長 ソーラーつきの照明でございますので、ふだんも夜間使えるようになります。ただ、いざ電源が来なくなったときにはソーラーで蓄電されているものが発電して、照明のかわりをできるようになるというものでございます。
◆小林ゆみ 委員 よくわかりました。
また、ごみの収集及び
資源回収量について少し伺いたいんですけれども、この表を見ますと、
ごみ収集量のうち、ごみが全体的に0.1%ふえているということは、先ほどほかの委員の質疑で人口増加ということで確認をしましたけれども、不燃が減っているのは、理由はどういうものなんでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 不燃の中に金属類が含まれておりましたので、それについては、全域で金属類を抜き出して有用金属ということで資源化のほうに回している関係で、全体の不燃ごみについては減少しているという状況でございます。
◆小林ゆみ 委員 それ以外にも新たに、ごみとしてでなく、資源としてリサイクルをするために回収を見込んでいるようなものは今ありますでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 重量がある陶磁器につきまして、今後資源化していきたいなということで、現在検討しているところでございます。
◆小林ゆみ 委員 裏面の
資源回収量のほうを見ますと、行政回収のうち瓶や缶が減っていて、恐らくこれは瓶と缶の生産量が今少なくなっているので、それに関係していると思うんですが、プラスチック製容器包装がふえているのは、理由は何なんでしょうか。
◎
ごみ減量対策課長 需要と供給のバランスということで、瓶、缶にかわって、ペットボトルとかプラスチック容器が軽量化してございますので、それが使いやすいということでかなり出回っているというような結果でございまして、そういう状況がございます。
◆木梨もりよし 委員 まず柏の宮の関係で、スケジュールの中に埋蔵文化財確認調査というのがございますが、これはどんなような調査の内容というんですか、あと期間だとか、調査の全容をお聞かせいただければと思います。
◎
みどり公園課長 埋蔵文化財の調査につきましては、杉並区の中で、埋蔵文化財があるだろうという包蔵地のそういう地図があります。そこに該当するあるいはその近接地に該当したものは、そういう調査をしなければなりませんよというふうなことになります。柏の宮公園のところはその対象区域になってございますので、まず試掘等の確認調査をするということです。
いつごろということにつきましては、準備ができ次第、今年度の仕事でございますので、確認調査に着手していきたいというふうに思ってございます。
◆木梨もりよし 委員 いろいろな調査の仕方があろうかと思いますが、ちょっとイメージが湧かないんですが、大体どのくらいの期間をかけて、どんな内容で調査するのか。神田川を挟んで対岸の塚山公園のところに住居跡等が展示されておりますが、何か試掘してみなきゃわからないところも、貴重な遺跡かどうかということもなかなか難しいところがあろうかと思いますが、どんなような感じになるのか、もしわかれば聞かせていただければと思います。
◎
みどり公園課長 設計の中で、大きな構造物を設けるときには基礎が必要ですね。その基礎を設置するには深く掘るということがありますので、そういう深く掘るであろうというところは調査対象になります。
今回それほどの施設を設けるというところはなくて、平均的な調査というふうに思ってございますが、ちなみに、以前開園している部分の調査を行った状況でございますと、平成14年9月の半ばから11月の半ばぐらいにかけていますので、2カ月ぐらいかかってございます。また、そのときは、堂の上遺跡というところで幾つかの旧石器時代のものとか見られてございますが、記録保存という形での捉えをしてございます。今回につきましても、恐らくは記録保存という対応になるだろうというふうなことを見込んでございます。
◆木梨もりよし 委員 以前調査をされた、同じ斜面のつながりでありますので、似たようなものが出てくるのかなという感じもします。どうもありがとうございました。
ちょっと別の、先ほど渡辺委員からも抜き取りのことがあったんですが、以前私も予算とか決算でも質問したことがあるんですが、要するにコスト的に、抜き去って持っていってもらったほうはただ持っていってもらうわけで、区役所が資源として利用する場合は、回収するコストとそれから資源を売り払った差額が要するに区の持ち出しになるわけです。だから、コストの関係がどんなふうになっているのか、区のほうでわかれば、お聞かせいただきたいと思います。
◎
ごみ減量対策課長 申しわけないんですけれども、どのぐらいの量が抜き取られているかというのはちょっと把握はできてございません。そういう形で業者が持っていくということを前提としてシステムをつくってございませんで、そういう業者側が全て古紙を持っていっていただくというのも変ですけれども、回収というか、やればよろしいんですけれども、結局少し残ったりとか、そういうものは行政でまた回収に行かなくてはいけないというようなことになってございます。本来は、集団回収で全て業者のほうでとっていただいて、行政回収についてはゼロという形がコスト的には望ましいと思うんですけれども、現状では、古紙については行政回収と集団回収あわせて回収をしているというような状況でございます。
◆木梨もりよし 委員 持ち去るほうは、要するに採算が合うもの、金目のものを、いいものを持っていって、余りならない段ボールなんか大体残っているんだよね。余りお金にならないのかなと。今課長おっしゃったように、みんな持っていってもらえばいいんだけど、金にならないようなものは残っちゃう。だから、その辺のところをひっくるめて、金目のもの、金目でないもの、その辺の感じというか、採算上のコストというか、持ち去ってもらったほうが──かといって、新聞等は袋に入れて出すとすぐなくなっているんだよね。それが金目になるのかな、いい資源になっているのかなと。だから、その辺もひっくるめて、コストが、持っていってもらったほうがいいのか、全部含めてね。要するに段ボールとか残ってもいいから、出した金目のものだけ持っていってもらったほうがコスト的に役所としては助かるのか、そうじゃなくて、いい悪いは別、よしあしは別にして、コスト面からしたらどんな感じになるのか。
◎
環境部長 回収については、ルートと日時を決めて定期回収していますので、一部分持っていかれようが全部持っていかれようが、コストは変わらないんですね。新聞なんかですと売却益が出ますので、一番お金になるのは古紙の中でも新聞紙なので、すぐなくなっちゃうと思うんですけれども、ある程度計画的にやっていますから、一定経費が削減できませんので、歳入部分が減ることによって余計コストがかかるということになろうかと思います。
◆木梨もりよし 委員 先ほど報告の中で、パトロールということがありましたよね。ただ持っていってもらうのに、パトロールをするということはパトロールをする費用がかかるのであって、どのぐらいパトロールでかかっているのか、お聞かせいただければと思います。
◎
杉並清掃事務所長 ちょっと手元に正確な数字は持ってないんですけれども、パトロールは当然費用はかかりますけれども、それは区民の皆様の安全を確保するための費用になりますし、排出される方は、きちんと区のほうでリサイクルをしてもらいたいという強い意思があって、きちんと処理をしてほしいということで排出をされていますので、そこの部分のコストというのは、単に回収をする費用、資源を行政回収するのとパトロールとを単純に比較するものではないかなというふうに考えてございます。
◆木梨もりよし 委員 だから、大体つかみでいいから、パトロールの費用は大体どの程度かかっているのか。それから、先ほどの御報告の中でもありましたように、委託してパトロールをお願いする分と、それから職員の方がまた別個にパトロールをするというような報告をさっき伺ったんですが、その辺のところのコストがどんな感じのものなのか。私は思うんだよね、安全性の問題は、ただ道路に置いてあるものを勝手に持っていってもらうということなものだから、何かトラブっちゃうとまた困るけれども、ただ持っていってくれる分には、そんなには安全性というか、人通りの少ない夜中とか出したものを朝方早く持っていっちゃうとか、だから、その辺どんなものなのかなと。ちょっとお聞かせいただければと思います。
◎
杉並清掃事務所長 先ほどのパトロールの経費なんですけれども、30年度の予算で1年間およそ750万程度かかっております。当然、先ほど申し上げましたように職員がそこに、1日ではございませんけれども、数時間乗り込みますので、そこの費用というのは別途かかっているものでございます。
御指摘のとおり、ただ持ち去りの人が黙って持っていくということであれば、確かにそれを気にしないという方もいらっしゃるとは思いますけれども、そうではなくて、きちんと分別をして行政のほうで回収をということで皆さん排出をされておりますので、そこで区のほうの清掃の職員ですとか区が委託している安全な業者以外の、どこの者かわからない者が黙って持っていくということについての憤りですとか信頼を損なうといった苦情は、こちらのほうに絶え間なく届いてございますので、その意味でもパトロールというのは必要不可欠のものと考えております。
◆木梨もりよし 委員 私も、今所長さんおっしゃったように、持ち去りはけしからぬというお話をある住民の方からいただいたことがあるんですが、そのときは、役所のほうは取り締まったりなんかして、パトロールとか費用をかけて資源の回収をやっている。あの方々はただ持っていってくれているんだという説明をすると、ああ、そうなのかという方もいた。たまたま私が対応した、その説明である程度理解というか、ああ、そうなんですか、では余りいらいらすることもないんですねと言う方もいた。だから、今の所長さんのお話だと相当苦情が届いて、いろいろなあれがあろうかと思いますけれども、その辺のところの全体のコストも考え合わせながらやることも大事かなと思いますので、これは感想をちょっと述べて、終わります。
以上です。
◎
都市企画担当課長 先ほどの答弁を修正させていただきたいと思います。
先ごろの情報でございますが、東名インターのシールド発進、本格掘進と申しまして、事業地内から発進するというスケジュールは、早くとも夏ごろの予定と。その早いというのはどのくらいかというのはまだ定かではございませんが、このような状況は聞いているところでございます。
○
脇坂たつや 委員長 それでは、一巡いたしました。再度質疑のある方は挙手願います。
◆けしば誠一 副委員長 1点だけ質問させていただきます。
ごみ集積に関してなんですが、和泉地域など、周辺20世帯を超えるようなかなり大きな集積所がありまして、また、ごみの当番のほとんどが日中在宅する高齢者が大半ということで、負担が大きくなっていますが、集積所の小規模化を進めるにはどうしたらいいんでしょう。
◎
杉並清掃事務所長 大きな集積所の管理につきましては、そこを利用されている方から直接事務所のほうに御相談いただきまして、排出場所を適度に分散させるという方法がございます。当然、収集できる場所は限られておりますけれども、大きなものを小さくということで対応しておりますので、事務所のほうに御連絡をいただきまして、担当の技能長が対応いたします。
◆けしば誠一 副委員長 この地域で2カ所の民泊が始まりまして、分別が徹底しないために、ごみ当番が大変苦労されています。民泊事業者に対してどのように指導がされているのか、また、もし指導してもなおこういう徹底されてないところに対してはどうするのか。
◎
杉並清掃事務所長 民泊でございますけれども、民泊を始められる方につきましては、生活衛生課のほうに届け出がされますけれども、事前に必ず清掃事務所のほうに、ごみの出し方ですとかごみの保管場所、いつ、どこに、どうやって排出するかというのを必ず清掃事務所のほうに協議をしていただくように、ガイドラインのほうで定めております。その上で民泊を始めて、きちんと守られていないということでありましたら、当然それは清掃事務所の本来業務として排出指導に入ります。それでもなかなか改善されないということであれば、生活衛生課と協力をしまして、生活衛生課は民泊の管理ということもありますので、我々は清掃の部門ということで、協力をして、直接事業者のほうに指導をしてまいるという流れでございます。
◆けしば誠一 副委員長 一方、周辺には戸別収集のお宅もあります。戸別収集について条例上どのようになっているのか、確認しておきます。
◎
杉並清掃事務所長 戸別収集は、杉並区内においては原則的には行っておりませんで、戸別収集はあくまで、ふれあい収集といって、高齢者のお宅、障害者のお宅で行っているものでございます。
◆けしば誠一 副委員長 そうすると、何か特殊な理由がなければ戸別収集はあり得ないはずなんですが、現に存在している場合にはどうなんでしょう。
◎
杉並清掃事務所長 こちらもよく区民の方から御指摘を受けるんですけれども、今は、大きな集積所、10軒ですとかいうのはやはり管理が難しいということもありまして、最低でも2軒以上ということでお願いをしておりますので、一見あそこ戸別をやっていますよねとよく言われるんですけれども、大体はお隣の方二、三軒で、小さな集積所ということで設けているところでございます。
◆けしば誠一 副委員長 ちょっと状況把握をお願いします。
ふれあい指導班が回って戸別に指導していて、この努力には大変感謝されています。しかし、ふれあい指導班は体制が少なく、大変だとも聞いています。体制はどのようになっているんでしょう。
◎
杉並清掃事務所長 今年度からふれあい指導担当係ということで組織改正をしまして、人数をふやしております。本所のほうでは16人、方南のほうでは11人だったと記憶しております。今後ふれあい指導担当ということでさまざまな業務がふえていくと予想されますので、その中で状況を見ながら人数の拡充を検討してまいります。
◆けしば誠一 副委員長 今、体制が強化されたということでちょっと安心したんですが、少ない体制で全域を回るとなれば本当に大変だと思いますので、状況を見ながら体制を強化するよう求めますが、この点区の見解を求めて、終わります。
◎
環境部長 今委員おっしゃいますように、今後、ふれあい収集も含めて、環境部門としては重点的な事業だと思っています。したがって、今年度から組織改正をして、今まではふれあい収集班ということで扱っていたんですけれども、独自の係を設けました。今後も状況をよく見きわめつつ、体制の強化については十分図っていきたいと考えています。
○
脇坂たつや 委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
脇坂たつや 委員長 ないようですので、質疑を終結いたします。
《閉会中の
陳情審査及び
所管事項調査について》
○
脇坂たつや 委員長 当委員会に付託されております陳情につきましては全て閉会中の継続審査とし、あわせて当委員会の所管事項につきましても閉会中の継続調査といたします。
以上で
都市環境委員会を閉会いたします。
(午前11時19分 閉会)...